主に吸排水を目的とした溝状の水路を造る工事のことです。
弊社では、暗渠工事の中でも特に、畑や草地を中心とする大規模工事を得意としています。

勾配変化点も自在に対応

自動暗渠埋設機械を使用して暗渠掘削・暗渠管理設・疎水材投入までを同時に施工します。その為、土質による掘削面の閉塞や崩れ、変形が発生しません。また、自動暗渠埋設機械のレ-ザ-制御により渠線勾配を計画高さを維持する為、非常に正確な作業を行います。
勾配はフルオートレーザーレベルにより、自在に角度の設定が出来ます。また、本体に装備されているオートチルト機能により常に本体が垂直に保たれるため、傾斜面においても車体が垂直となります。そのため、的確な掘削断面が確保されます。


雨後のぬかるみでも快適作業

暗渠用素焼管の自動埋設は、雨後のぬかるみに長靴を取られる事もなく、快適な作業が期待出来ます。短時間で正確な作業が完了しますので、お客様が現場作業に立会われる場合の負担も大幅に軽減される上、天候に左右されることなく、予定通りの納期が可能です。
実地検分で作業確認

素焼管が規定通り施工されているか、疎水材を投入せずに実地検分を行い、お客様にご確認頂いた上で作業完了です。
ほ場に素焼管を配置する手間も省け、地面に置かないことで泥など、管に付着物もありません。
右写真は、手前のV字型プラウは掘削下土砂を埋め戻す装置です。
経験豊かな熟練工による正確な作業

暗渠掘削・素焼管埋設・疎水材投入の同時作業は、経験豊かな熟練工を中心にチームで作業を行います。
熟練工から若手へと、技術や知識の伝承を行うことでそこから新たな発想が生まれることも珍しくありません。お客様の期待以上の仕事を行うために、最適な方法は何なのかを常に意識し、日々切磋琢磨を続けています。
ロール管施工もスピーディ

径60mm、長さ70mといった大型ロール管の設置もスピーディに行うことが出来ます。最大4ロールをトレンチャーに積み込み可能な為、正確でスピーディな作業が実現出来るのです。疎水材の食い込みも掘削幅が決まっているので大きな変化はありません。又、疎水材を掘削面に直接投入するのではなく、トレンチャーのホッパーに投入するので疎水材の拡散もなく、後処理が不要です。
特に、軟弱地(泥炭層)では掘削部の閉塞が激しい為、掘削と疎水材投入が同時施行なので出来形不足等などの発生がありません。疎水材(チップ)の転圧作業は従来より人の足による辛い作業でしたが、弊社ではトレンチャーに装置を取り付け、確実な均一転圧を可能にしました。

自動暗渠埋設機械を使った場合の施工についての詳細な資料は、こちらからダウンロードして頂くことが出来ます。